View of the World - Masuhiko Hirobuchi

November 13, 2014

選挙の前に中国船を追い払え -

安倍晋三首相はどうやら12月解散総選挙に踏み切るようです。なんとまあ、危機感なき男だろう! と呆れます。中国の漁船が200隻以上も日本の国土を傍若無人荒しまわり、好き勝手にサンゴを取りまくっている今、選挙なんかやっている場合か、と言いたいです。この無法そのものの集団がこわくて、日本の漁船は漁をすることもできない状態です。終戦以来の最大の危機と言ってもよいでしょう。政府はこれに対しなんら有効な手を打てていません。選挙中にこの中国人たちが、どこかの島に上陸でもしたらどうするのか。小渕優子、松島みどりの起用と言い、北朝鮮との交渉の拙劣さといい、ここのところ安倍総理の判断力は、狂いっぱなしです。今回の総選挙決断も大きな判断ミスだと思います。政局は読めても、政治が分かっていない人、ましてや国際社会がこの愚挙をどう見ているかが全く読めていない人だとの評価をせざるを得ません。「こんな緊急事態に選挙なんかするとは。安倍も日本もちょろいものだ」とほくそ笑んでいるいくつかの外国首脳の顔が目に浮かんできます。「勝てる」と思えばこその選挙でしょうが、自民党の議席が少しでも減った場合どうするのか! 議席はなんとか確保できたとしても、総得票数が前回を下回る可能性は大いにあると思います。

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COMMENTS

1 : 悠々 : November 14, 2014 05:15 PM

安倍晋三総理の国際感覚の欠如は情けない限りです。
憲法でさえ閣議の解釈でねじ曲げる事が出来る人なのですから、
自衛隊の文民最高指揮官として、陸海空の総合訓練を小笠原海域で実施したら中国漁船を追い払うことなど、いと易いことです。
国会が井の中の蛙では国民はたまったものではありません。
今選挙をしたらこの問題だけでも自民党は大敗すると思います。

2 : 湖の騎士 : November 15, 2014 10:50 AM

悠々様 コメントありがとうございます。仰るとおりだと思います。彼には物事の優先順位が見えていません。野党および自民党の中で彼の後継者になりうると目される人物とくらべたら、「まだ安倍の方がまし」ということで内閣支持率が高どまりしているのを「自分は支持されている」と錯覚しています。野党もバラバラですから、自民は油断しています。この傲りがきびしく批判されるとしたら、今回ではなく数年後の選挙でしょう。今回の選挙で多少議席を減らしたとしても、「安倍の責任」を問う声が自民党の中から出てくる可能性は薄いと思います。だから総理はたかをくくっているのでしょう。

3 : 青柳武彦 : November 20, 2014 09:04 AM

 広淵さんの安倍首相観に少なからず驚いています。小生は、安倍晋三は、今までの宰相の中では最も国際感覚に優れ、安全保障問題についても最も危機感を持っている政治家であると評価しています。
 もちろん、賛成しがたい国内外の政策(靖国参拝延期、消費税再増税条項の廃止、等々)もいくつもありますが、その多くは政局におけるやむをえない妥協であると、容認したい気持ちです。
 今度の選挙で、自民党以外の党や、たとえ勝っても安倍氏以外の人間(たとえば石破さん)が首相にでもなったら大変なことになると心配しています。そうであれば、ここは、何が何でも安倍晋三を応援して盛り立てる他はないのではないでしょうか。 青柳武彦

4 : 湖の騎士 : November 20, 2014 03:23 PM

青柳武彦様 貴重なご意見をありがとうございます。私も大筋では安倍首相の価値観・判断力を支持してきました。しかし、少々望みすぎを承知で言いますと、ここ数カ月の彼の判断は狂っていると思います。いま解散するのなら、なぜ9月に内閣改造をしたのでしょうか? 大臣になりたくてしようがない議員たちを、いわゆる「在庫一掃」という形で大臣にしてしまい、この総選挙後に本格内閣を作るつもりなのでしょうか? それにしても小渕優子を経産大臣に据えるというのは、大間違いもいいところです。彼女は徹頭徹尾ミーハーで、重責を担ったという緊張感や苦悩の色が全くありませんでした。その彼女を自民党は公認すると今日の産経は報じています。いささかでも常識があれば、出馬を自粛するべきでしょう。安倍さんは忙しく飛びまわりすぎて、いわゆる「藪の周辺を突っつく」ばかりで、最も肝心な課題に向き合っていないように見えます。ポピュリズムに毒されています。もっと孤立を恐れず王道を行くべきです。繰り返しになりますが、これは「望みすぎ」の注文です。彼に代って誰が総理になっても、彼よりはるかに悪いでしょう。彼に望みたいのは、もっと慎重に事を運んでもらいたいということです。天が与えてくれた絶対過半数を、割ってしまうかもしれないギャンブル解散などはしてほしくないです。少々「軽すぎ」です。