View of the World - Masuhiko Hirobuchi

December 18, 2014

原油安・ルーブル安と民主党代表選 -

原油安が止まりません。同時に高値の石油価格が経済を支え、そのことがプーチン大統領の対外強気を生んできたロシアの通貨ルーブルが大暴落しています。この背景には何があるのか? 非常に複雑な要素が絡み合い、単純な推理では解けない問題ですが、人それぞれに自分の意見を言える社会になってほしいものです。選挙の際に、判で押したような俗論をぶつ人がかならずテレビに登場しますが、そんな意見は聞き飽きました。原油安・ルーブル安といった、国家意志・マーケット意志が関わる問題でこそ、巷の人々の意見を聞きたいものです。メディアに左右されず、自分の意見を言える人は少ないと思いますが、これは日本にも大きな影響のある問題です。アメリカの政府高官は、「ルーブルの暴落はロシアの自業自得だ」と言いきっています。クリミア併合、ウクライナへの侵攻など国際秩序など歯牙にもかけぬ行動を続けてきたロシアが、自ら撒いた種の報いだというのです。日本は総選挙が終わり、今は民主党の党首選びに話題が移りかけていますが、今までに党首選で国際情勢の緊迫化が争点になったことはありません。せめて今回は、原油安・ルーブル安をどう見るか、日本はこういう国際情勢下で、どう行動すべきかといった大きな問題を争点にしてほしい。そしてこの緊張した情勢下で最もふさわしい党首は誰かを真剣に論じてもらいたいものです。(ま、私の見方は悲観的で、民主党にはとてもそんな理念や哲学はないと思います。そのことが大敗北を招いたのだという自覚もないようです。)

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COMMENTS

1 : Sako : December 19, 2014 06:47 AM

北朝鮮は対中国の関係上、日露依存を増して来ました。
拉致の再調査をやり出した矢先の、ロシア経済の変調。
日本政府は、この機会を利用して拉致問題を進展させるべきだと思います。
中国の属国化、南の傀儡国家(北の言い回し)・ズタズタのロシア・選挙で圧勝の日本。
北朝鮮の選択は「この道しかない」ですから。

2 : tekuniko : December 20, 2014 05:42 AM

今更になってしまいますが、解散が決まったときの野党の党首の第一声で、
ほぼ勝負が決まってしまったかなと。

「この選挙で問われるのは、アベノミクスではなく我々野党の政権担当能力だ」
こういう主張をしていたのならば、
まだ野党に見るとこはあったのではと思います。

3 : 湖の騎士 : December 20, 2014 11:04 AM

Sako様 コメントありがとうございます。北朝鮮は、まだまだ甘い日本をじらし、手玉に取っていれば、やがておいしい果実がころがりこんでくると見ています。北に解決する気があるのなら、拉致問題は一気に解決するはずです。安倍政権もどこかで期限を設けて交渉すべきです。折しもロシアは金正恩第一書記を来年5月ごろに招きたいとの意向を表明しました。国際的な嫌われ者同士の「蜜月」が始まるのかも知れません。中国にとっては、北の動きもキューバの対米傾斜も大いに気になるところでしょう。この風の変化をどう生かすか。日本にとっても非常に難しい問題です。

4 : 湖の騎士 : December 20, 2014 11:15 AM

tekuniko様 コメントありがとうございます。ご指摘の通りだと思います。与党の政策(アベノミクス)を失敗だとなじるのなら「自分たちならこうする」と宣言すべきでした。政権担当能力が問われているという「危機感を抱いている」ことさえ、国民には伝わらなかった。自らを見、敵対勢力(与党)を見、世界を見る能力が全くないということを露呈してしまい、選挙が終わった今になってもそのことに気付いていません。これでは党首の顔を変えたところで、支持は集まらないでしょう。今までの民主党党首がだれも口にしなかった「世界危機と日本」についての分かりやすく説得力のある哲学を語るべきです。それしか民主党再生の道はありません。