View of the World - Masuhiko Hirobuchi

January 17, 2015

今年の予感 -

今年の「予測」ではなくあくまで「予感」です。それも自分の予感ではなく、人さまからいただいた年賀状を読んでの「大方の予感」です。高齢者で知的レベルの高そうな人が、かなり前途を悲観しています。戦後70年、日本人が慣れ親しんできたものが破壊され変わってゆきそうだという嘆きを綴ったものが何通かありました。集団的自衛権や秘密保護法案、対中国・韓国との関係悪化などを「危ない」と感じる人々の意見です。しかし冷静に見ると、こうした意見はほとんど「マスコミの影響を受けてのもの」という気がしました。30代初めの若者たちは、就職して大体10年目、結婚して子供も二人くらいできて、幸せいっぱいの孫を抱いた父親・母親と一緒の写真入りで、前途をかなり楽観的に見ています。前述のインテリ高齢者たちは、すこしマスコミの「煽(あお)り」に影響されすぎているようです。自分が青春時代以来大切にしてきた価値が崩れてゆくと見るのは、あまりにも過去にとらわれすぎているのではないか。そういう価値観の権化ともいおうべき村山富一首相の政権が、ちょづど20年前に阪神淡路大震災が起きたのに、全く感度が悪く、適切な初動対応がなにひとつできなかったことは記憶に新しいところです。「イデオロギー過剰で、自分の価値観に固執しすぎ、まだ起こってもいない未来ばかり心配する人は、現に起きている危機に対応できない」ものです。高齢者の皆さん、皆さんの憂いはたぶん過去へのノスタルジー過剰が原因ではないでしょうか? 日本の近未来をもっと柔軟な頭で見てみませんか?

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COMMENTS

1 : Sako : January 18, 2015 08:32 AM

昨年、転職・結婚を経験しました。
丁度景気は上向きだし、株価を上昇し、私はある種の高揚感に包まれています。
実際のところ、世の中の現状は良くも悪くもないのではないでしょうか?

2 : 湖の騎士 : January 18, 2015 12:05 PM

Sako様  コメントありがとうございます。今は未曽有の求人難とか。転職されたのも時代の趨勢と関係があったのかなと一瞬思いましたが、ヘッドハンティングされたのかも知れませんね。そしてご結婚。おめでとうございます。「世の中の現状は良くも悪くもない」というご認識は当たっていると思います。何かといえば日本の現状に文句を並べる人がいますが、「では貴方が望ましいと思うような国がどこにあるのですか? なんだったらそこにお住みになったらどうですか?」と聞かれたら、その人は答えができないでしょう。