View of the World - Masuhiko Hirobuchi

April 17, 2015

政府に文句が言える自由 -

沖縄県の翁長雄志知事と安倍晋三首相が会談しました。辺野古に米軍基地を建設することについて、双方ともに従来の主張を繰り返したようです。ここで翁長知事に言っておきたいことがあります。この会談でも、先の菅官房長官との会談でも、翁長氏は「国と対等」のつもりで自説を述べ、「民意は建設に反対」だから、「建設は絶対にできない」と主張しています。氏は「親中・反米」家と言われ、中国に強い親近感を抱いているようです。そういう氏が、日本国に向かって対等に物が言える「基盤」はどこにあるのか? アメリカが長い間信奉し、日本に移植して成功した「自由」「民主主義」「言論の自由」「地方自治の尊重」といった価値観でしょう。しかし翁長氏の大好きな中国に、そういうものがありますか? 1989
年6月4日、北京の天安門広場で何が起きたかカ? ごくごくささやかな「自由」を穏やかに請願した学生たちに向かって、中国自民解放軍の砲火が一斉に火を噴いたのです。人民を守るべき軍隊が、自国の人民を大量に殺害したのです。アメリカのCNNが生でテレビ中継していたので、世界の人々はこの凄惨な場面を目撃しました。もし日本から「独立したい」と願う沖縄の人々が、中国の一部に組み入れられたばあい、どういう現実が待っているでしょうか? 中央政府に少しでも逆らえば、「国家反逆罪」その他の恐るべき法律が適用され、この人々は二度と政府に対して文句など言えなくなることは目に見えています。今、日本に対して文句が言える「自由」を守っているのは、沖縄にある基地をはじめアメリカの軍事力ではないかーーと考えてみることも必要だと思います。

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COMMENTS

1 : 泥田の落武者 : April 17, 2015 10:53 PM

湖の騎士様、

「沖縄県民斯く戦えり、後世県民に格別のご高配を賜らんことを」

私もこの気持ちは片時も忘れたことは有りませんが、戦後70年、返還後43年、そろそろ「国と地方自治体」の「普通」の関係にした方が良いのではないでしょうか?

「民意」と知事は言いますが、日本国・アジア全体の安全保障の中で、「沖縄の民意」だけで事が済むでしょうか?

辺野古への移設に合意した知事も居ましたし、その時の「民意」はどうなるのでしょう?96年には県、日本政府、米国政府の間で合意がなされたはずでは無かったのでしょうか???

さらに「キャンプ・シュワブ」は地元の振興策に基づき、誘致されたという話もありますし、辺野古周辺の人達で普天間からの移設に反対と言う人は殆どいないと聞きます。

また、ご案内とは存じますが、名護市役所には辺野古周辺の地元住民から、多数の苦情が寄せられているそうですが、メディアはいつもの「報道しない自由」を行使しているようです。

http://ameblo.jp/yukoku3821/entry-11994297134.html

http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/ebdb3add2d8dcb8e2c5981a373004108

この様な傍若無人、地元住民を無視した、外部からの活動家による反対が「民意」と言うのであれば、翁長氏は「民意」の意味が分かっていないか、ご自分の何らかの損得勘定で、「民意」と言う言葉を振り回しているとしか考えられません。

この国でまともな国防・安全保障に関する議論が出来るのは、いったい何時なのでしょうか???


2 : 泥田の落武者 : April 17, 2015 11:06 PM

失礼しました。

>96年には県、日本政府、米国政府の間で合意がなされたはずでは無かったのでしょうか???

は日本政府・米国政府間の合意でした。

3 : 湖の騎士 : April 18, 2015 11:01 AM

泥田の落武者様 コメントありがとうございます。沖縄県民は「自分の価値観のみを信奉し、県民および日本全体の安全・利益を考えない人物」を知事に選んだようです。県民を動かしたのは地元のメディアであり、県民の「感情」です。ナチスが政権を取った時の、ドイツ国民の「国民感情」を思い出します。本土のメディアがもっと力強く翁長氏がいかに誤っているかを繰り返し伝え、翁長らのいう「県民感情」なるものが、いかに危険かを知らせるべきです。メディアの責任感と忍耐強さに期待しましょう。

4 : Sako : April 19, 2015 06:25 AM

先生が言われる様に、彼等は日本全体の利益を考えません。それどころか、"うちなんちゅう"と"あいつら"といった対立を鮮明にしています。また、県庁の一部の課名称を琉球語にするなど、琉球ナショナリズムを煽っています。
琉球ナショナリズムは荒唐無稽ではなく、琉球民族独立総合研究学会(http://www.acsils.org/home)の主張を見てみると、理路整然としておりレベルが高いです。廃藩置県が破綻した様に感じます。
独立運動が高まり、より高度な自治を要求した場合、日本は連合国とならねばなりません。その時は、憲法改正が必要になります。憲法改正に反対をし、琉球に過度に肩入れをする左派は一体何を考えているのか疑問を禁じ得ません。最も、独立をし、日本から離脱をするのなら憲法改正は必要ありませんが。

5 : 湖の騎士 : April 19, 2015 10:09 PM

Sako様 コメントありがとうございます。さらに「学会」へのアクセスのアドレスも付記していただき、大いに参考になりました。「独立」したいという人々は、独立後の国防・経済をどうするのかにつてのヴィジョンを持っているのでしょうか? さらに起こりうる未来のプラスとマイナスを、具体的にイメージできているのでしょうか? 独立した場合に、一体どのくらいの数の国が彼らを「国家」として認めてくれるのでしょうか? 「通貨」は「使用言語」は、どうなるのか? さらには独立したはいいが、人々の暮らしは「日本国の一部であった時の方がはるかによかった」ということになり、世論が分裂し、独立を推進した人々が憎悪や暗殺の対象になる未来といったものを想定できているのでしょうか? 「そんなことはすべて検討済みだ」と推進派は考え、ネット上で発表しているのかも知れませんが、「アメリカ政府に辺野古基地反対を訴えに行く」という翁長知事の言葉を聞いていると、「外交というものが分かっていない」どころか「そもそも外交の『ルール』が分かっていない」と思えます。本当に危なっかしいご仁です。
 

6 : 湖の騎士 : April 19, 2015 10:21 PM

Sako様 追記です。左派についてのご意見はまさに正鵠を射ています。日本の左翼はその矛盾に気づいていません。民主党も維新の会の江田氏も、安倍首相に少しでも傷を負わせたいとの一心から、翁長知事をかばう発言をしていますが、理性的な人々から見れば、矛盾だらけの幼稚な感情論を振り回しているだけです。岡田代表も今週外国特派員協会で会見しますが、その前に、かなりピントはずれの発言をしています。しゃべればしゃべるほど、ぼろを出しそうな気がします。

7 : 泥田の落武者 : April 21, 2015 09:16 PM

湖の騎士様、

>メディアの責任感と忍耐強さに期待しましょう。

実に全く、百年河清を待つとはこの事ですね!!
(千年かしらん????)


因みに今日の浦添市への軍港移転に関する、沖縄タイムスと琉球新報。悪いのは浦添市長!!

>翁長沖縄県知事と城間那覇市長は、3月議会で「SACO合意を遵守する」と表明しており、つまり、翁長沖縄県知事と城間那覇市長は、那覇軍港を浦添市に移設することを容認しているのである。なぜ県内2紙は、翁長沖縄県知事は「辺野古はNO、浦添はYES」と報道しないのか?

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-242046-storytopic-3.html

http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=112578&f=i

8 : 湖の騎士 : April 22, 2015 09:57 PM

泥田の落武者様 沖縄2紙の関連紙面へのアクセスを示したコメントに感謝します。地元の繁栄と地元民の利益を考えて、選挙で公約したことでもあえて覆すというこの市長の勇気を高く評価したいです。沖縄のメディアも「本土」(ヤマトンチュウ)のメディアも、「自分たちの主張・価値観が正しく世論や政府は間違っている」という危険思想に凝り固まっています。もっと広く世界を見よと言いたいです。このむずかしい世界情勢の中で、どういう選択をするのが最も賢明かと考える柔軟さが必要です。