View of the World - Masuhiko Hirobuchi

December 18, 2015

産経前ソウル支局長「無罪」をどう見る? -

12月17日、ソウル中央地裁は産経新聞の前ソウル支局長加藤達也被告に「無罪」の判決を下しました。「意外!」という声もあれば、「当然の結果だ」という見方、「韓国では行政が司法の独立性を侵害している。だれもそのことをとがめないのか?」 といった意見など、反応はさまざまです。17日夜の日本のテレビは、ほとんどがこの判決をトップに持ってきました。澤穂希選手の現役引退をトップに扱った局はさすがに一つもなかったようです。さてこの一年半余に及ぶ騒ぎの損得勘定をどう見るかです。韓国は国際社会でどのような採点をされたか? 朴大統領の評価はどうなのか? 日本および産経新聞の対応をどう見るべきか? 等々さまざまなご意見があろうかと思います。あるいは「自分は細部にわたる情報を把握していないので意見の述べようがない」という方もおいででしょう。そうしたことも含めて、ご意見でもご感想でも自由にお聞かせください。

[Post a comment]

COMMENTS

1 : Sako : December 18, 2015 06:24 PM

私は、人権侵害をしても平気で、外交部が司法権に圧力をかけるといった韓国は、近代国家の体をなしていないのではないか?と思いました。

今回、朝日新聞から当事者の産経新聞までall JAPANで韓国の人権侵害に対し抗議をした事は本当に良かったと思います。
韓国の譲歩を引き出したといった報道がないことは、この国の成熟さを示しています。

2 : 悠々 : December 19, 2015 02:22 PM

韓国が民主国家としては未成熟であることは周知のことです。
産経新聞の前ソウル支局長加藤達也氏がwebに書いた空白に7時間については,webと言うこともあって筆が滑った、と言うことでしょう。
一流のマスメディアは、例え事実であっても臍から下のことは書かないという暗黙の了解があります。
この記事も産経新聞の紙上であったなら、密会と言う言葉までは使わなかったことでしょう。
芸能誌やイエローペーパーでは○○○という噂がある、と言う表現で
責任追及を逃れる手法が多用されていますが、産経という一流紙が裏も取れていない事件でしかも臍下の記事を、噂では、として載せたのは迂闊であったと言うほかはありません。
この後の日韓の対応は民主国家としてはどうか?という問題はありますが、大人の知恵を振り絞った解決策であったと思います。

3 : 湖の騎士 : December 19, 2015 10:58 PM

Sako様 コメントありがとうございます。ご意見は多くの良識ある人々(国籍を問わず)の心からの賛同・支持を受けるものと確信しています。

4 : 湖の騎士 : December 19, 2015 11:15 PM

悠々様 コメントありがとうございます。仰せの角度から今回の事件を見るという発想の持ち主は少ないのではないかと思います。私が最も関心があるのは、(1)なぜ韓国の検察は加藤氏を起訴したのか (2)大統領の意向と権限は司法の独自性などよりはるかに強い影響力を持つ韓国で、なぜ朴大統領は「そこまでやるな」という自分の意見を非公式に検察に伝えなかったのか ということです。検察は大統領におもねり、国民にもおもねり「点数を稼いだ」つもりになっていたのではないか? そして大統領は直前まで加藤氏を友愛にできると踏んでいたのではないか と思います。しかし大統領府も検察も大きな詠み違いをしていました。「国際世論」は両者の思っていた以上に厳しかった。ゆえに韓国の蒙った打撃は、想像をはるかに越える大きさとなった。為政者として、この「読み違い」は致命的なものだった、と私は思います。

5 : 湖の騎士 : December 19, 2015 11:21 PM

悠々様 訂正です。私のお礼のコメントで「加藤氏を友愛にできると踏んでいたのではないか」となっていますが、この「友愛」を「有罪」と訂正してください。お手数をかけました。

6 : 湖の騎士 : December 20, 2015 11:10 AM

悠々様 もう一言お礼を。いただいたご意見のような発想の持ち主は少ないのではないかーーと申し上げましたが、その後に「だからこそ非常に貴重なご見解だと思います」と付け加えるべきでした。

7 : 悠々 : December 21, 2015 09:20 AM

御懇切なコメントを賜り有り難うございます。
私の感じでは検察のゴマスリが先走ったのでは無かろうかと思います。大統領府としては、事実をあれこれ穿り返されるよりは無視していた方が得策だったはずです。それが言論弾圧と言うことで国際世論にまで波及したのですから、検察の大誤算で検察庁の大物の首が幾つか飛ばされたのでは無いかと思っています。
やはり、臍下のことは居て見ぬ振りをするのがよろしいようです。

8 : 湖の騎士 : December 21, 2015 11:26 AM

悠々様 私の見解では、やはり一番悪いのは朴大統領だと思います。こういう結末が読めないというのは、為政者としては致命的です。こうした「先見性のなさ」「人間としてのフェアネスの欠如」は、韓国という大きな船を迷走させています。日本憎しの感情に押し流されて、中国に急接近しているのも、実に危険な選択です。彼女の方向感覚の狂いが、韓国民にどれほどのダメージを与えているか、という視点からの考察も必要でしょう。

9 : 唸声 : December 30, 2015 03:01 AM

反日無罪の感覚を為政者まで持っていたと言うことに問題があります。そもそも起訴したこと自体に問題があります。有罪でも無罪でも韓国の国際的信用度はガタ落ちとなるからです。既に何の力もない独裁者クネ大統領は慰安婦決着で浮上を図りましたが、これも彼女の大きなプラスにはならないでしょう。我が国もこの問題ではマイナス面も多々あり、韓国は片付いた(本当に片付いたと考えている日本人は少ない)が、中国が出てきました。我が国の次の課題は南京問題であり、面倒なことになりそうです。

10 : 湖の騎士 : December 30, 2015 10:39 AM

唸声様 コメントありがとうございます。日本が明治維新以来、欧米との間の「不平等条約」を克服するために、どれほどの努力をしてきたか。それこそ屈辱と辛酸をなめ、信じられないほどの官民挙げての「近代国家群」入りの努力をしてきました。こうした過程を韓国人は経験していません。近代国家群の一員としての努力をしないままに、国際社会の一メンバーになったわけです。従って日本の為政者はそこのところをよくよく弁えて隣人と付き合う必要があります。約束を守らないことに対する罪と責任の感じ方が全く異なる人々だとの前提に立つべきです。中国は「徳」をもって世界と付き合う気がありません。彼らの頭にある有効な切り札は、「武」であり、「金(かね)」です。これもよくよく頭に入れておくべきでしょう。