View of the World - Masuhiko Hirobuchi

November 03, 2016

日本の危機を憂える18歳高校生への返事 -

「いまの若者は防衛意識が薄く日本が直面している「危機」についても、感度がきわめて鈍い」とよく言われます。私も概ねこの意見に同感です。しかし、10月28日、11月2日に結城さんという18歳の高校生から、このブログにいただいたコメントは、日本の現状に対する大きな危惧の念が語られており、真剣に物を考える若者が同世代者のあまりの見当違いによる深刻な憂慮を表明したものでした。いまの日本でまともに物を考える人たちがどれほどの孤立感を味わい、焦燥感を感じているかがよく分かりました。彼の私への質問は数項目にわたっており、他の読者の皆さんにも関心の深いテーマだと思うので、「連載」の形で答えていきたいーー旨のコメントを入れてあります。いまの日本人の危機感の薄さを私がどう見ているかを、数回にわたり「連載」していくつもりですが、その前に皆さんにぜひ彼と私のやりとりをお読みいただきたいと思います。ひとつ項目をさかのぼってみてください。該当する記事は、10月24日付けの「トランプの妄言を正す活動が必須」というものです。その末尾にある、結城さんのコメントと私の返事をお読みください。

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COMMENTS

1 : Sako : November 6, 2016 11:48 AM

私は、"若者の方"が安全保障への理解があると思います。
その根拠は政党支持率です。30代以下の自民党支持率が高いです。SEALs 現象の影響から若い人ほど左派的な主張をしているとのイメージがありますが、彼らと連携した民進党・共産党・社民党の支持が増えていません。
つまりサイレント・マジョリティーではないでしょうか?

2 : 湖の騎士 : November 6, 2016 05:31 PM

Sako様 コメントありがとうございます。政党支持率で若者の意識を測るというお考えには賛成です。なぜ野党あるいは「左翼」が支持を得られないかという点に関しては、少し見方がちがいます。私の見るところ、民進党や、社民党は、日本に迫りくる「国際的危機」を、ほぼ一度も口にしたことがないゆえに参院選で惨敗したのだと思います。この感度の悪さ、20年も30年も同じ手法で与党を攻めていれば票が取れると思っている頭の古さ(悪さ)が敗因ではないでしょうか? 若者は自分の身に降りかかってきそうな危険を察知し、それに対する具体策を全く口にしない野党の「脳力」を見限っているのだと思います。そして野党の頭がよくなる可能性は、今のところまったくないことも彼らは知っています。